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メディアトークExtra「寅さん全作4K修復への挑戦~新作『男はつらいよ お帰り 寅さん』誕生の秘密」が開催されました
メディア情報学科では、松竹株式会社『男はつらいよ』50周年プロジェクトとの共催により、12月21日(土)にメディアトークExtra「寅さん全作4K修復への挑戦~新作『男はつらいよ お帰り 寅さん』誕生の秘密」を開催しました。当日は一般の方々と本学学生を合わせて80名近い参加者がありました。
年末に22年ぶりの新作となる『男はつらいよ』シリーズ第50作『男はつらいよ お帰り 寅さん』が公開されるとともに、過去のシリーズ全作が4K修復され、映画館上映やブルーレイ化が行われて、大いに話題になりましたが、その新作映画の鑑賞と組み合わせた企画として、4K修復を担当された松竹映像センター取締役・技術本部長の五十嵐真氏にお話を伺いました。
五十嵐氏は、アナログからデジタルへの映画の変遷を概説されたあと、「寅さん」シリーズの4K修復にあたって、オリジナルの状態を最大限に優先すること、劇場で観た観客の印象を大切にすること、山田洋次監督の製作意図に忠実に従うことの3点を基本方針としたことを述べられ、具体的な映像と音声の修復ステップを、修復前と対比した実例を示しながら説明されました。4K修復の鮮やかな効果を目の当たりにして、参加者からは感嘆の声があがりました。たいへん内容の濃いお話に続いて、フロアとの質疑応答も活発に行われました。映像技術の発達と、過去の映像資産の継承について考えるよい機会となったと思います。
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松竹映画『男はつらいよ』公式サイト https://www.cinemaclassics.jp/tora-san/