お知らせ
12月18日 第43回メディアトーク「よみがえる映画『ひろしま』(1953)」が開催されました
9万人近くの広島市民がエキストラとして参加した、1953年制作の映画『ひろしま』。今回のメディアトークでは、その監督補佐を務めた小林大平の孫で、映画の上映と保存に奔走するプロデューサーの小林開氏をお招きし、映画上映とあわせて、制作時のエピソードや当時の映画界をとりまく社会状況、映画出演の被爆者の証言について、お話しいただきました。
戦争の記憶の継承は、メディアの技術革新も重要なファクターとなります。今回の上映はデジタル・リマスター版によるもので、鮮明になった細部から新たにうかがい知れることについても解説がありました。会場の学生からは鋭い質問や感想が相次ぎ、出来事の証言、記憶、記録と保存におけるメディアの役割について考える貴重な機会となりました。