相模女子大学 メディア情報学科

お知らせ

第43回メディアトーク「よみがえる映画『ひろしま』(1953)」開催のお知らせ(2019年12月18日)

メディアトーク「よみがえる映画『ひろしま』(1953)」開催のお知らせ

メディア情報学科では、12月18日(水)にメディアトーク「よみがえる映画『ひろしま』(1953)」を開催します。
関川秀雄監督の『ひろしま』(1953)は、長田新編纂の『原爆の子~広島の少年少女のうったえ』(岩波文庫、1951年)を原作とする映画です。1955年には第5回ベルリン国際映画祭で受賞。月丘夢路、岡田英次、加藤嘉、山田五十鈴らが出演し、広島市民8万人以上がエキストラとして参加、広島市や広島電鉄も協力した大作ですが、当時はGHQのプレスコードが解除されたばかりで、大手配給会社から軒並み上映を拒否されました。
しかし、近年、国内外で改めて評価され始め、オリバー・ストーン監督やノーベル平和賞受賞のサーロー節子氏の支持を得て、今年8月にはNHKでも『ひろしま』とその紹介番組の放映がなされるなど、注目が集まっています。また、『ひろしま』の中のいくつかのシーンは、マルグリット・デュラス原作、アラン・レネ監督の『二十四時間の情事(ヒロシマ・モナムール)』(1959年)の中に挿入されているほか、伊福部昭によるテーマ曲の旋律は、『ゴジラ』(1954年)、『ビルマの竪琴』(1956年)の曲にも採用されており、映画史においても重要な作品となっています。
今回のメディアトーク「よみがえる映画『ひろしま』(1953)」では、この映画の上映と合わせて、監督補佐の小林大平の孫でもあり、この作品の上映に親子三代で関わっている映画プロデューサーの小林開さんをお迎えし、『ひろしま』の魅力と、フィルムをデジタル化して映画をよみがえらせた地道なご活動について、お話をうかがいます。

 

  • 日時:2019年12月18日(水)16:30~19:10
  • 会場:相模女子大学7号館712教室
  • 講師:小林 開 氏(奇跡への情熱プロジェクト 代表プロデューサー)
  • 司会:坂本 佳子(相模女子大学メディア情報学科 教授)
  • 対象:どなたでもご参加になれます。
  • 参加費:学外者の方には 1,000円を申し受けます。(参加費は全額「奇跡への情熱プロジェクト」の回収とさせていただきます。)
  • 参加申し込み:
    【メールの場合】
    ①メールタイトル「ひろしま 参加希望」とお書きいただき ②お名前(フルネームでお願いいたします)③お住まいの都道府県 をメール本文にご記入の上、sagamimediahiroshima(アットマーク)gmail.com までお申し込みください。【電話の場合】090-8961-5019(小林開さん)までお申し込みください。
    お問い合わせ先:
    相模女子大学学芸学部メディア情報学科 教授 坂本佳子
    電話 042-749-2327
    メール sagamimediahiroshima(アットマーク)gmail.com